ギリシャ悲劇 2012 2 18
2012年2月18日の時事通信社のニュースには、こうあります。
「ギリシャ国債の交換開始 欧州中銀、強制減免回避か 通信社電」
【フランクフルト時事】AFP通信が17日報じたところによると、
欧州中央銀行(ECB)は、保有するギリシャの既発国債を同国政府に引き渡し、
代わりに額面が同じ新発債を受け取る交換を開始した。
既発債は強制的に債務減免の対象となり、損失が出る可能性があるためという。
(中略)
AFP通信によると、ECBは強制減免を回避するため新発債との交換を決めたという。
(引用、以上)
本来であれば、ギリシャは、デフォルトして、再出発した方が、
ギリシャ再生の近道となるでしょう。
ギリシャ国民も、
「ロシアだって、デフォルトして再出発したのだから、
我々の国も、そうしたい」と思っているでしょう。
しかし、現状は、ギリシャの国家としての主権が、
ひたすら奪われていく状況にあります。
ドラクマ 2012 2 5
ドラクマとは、ユーロ導入前に、
ギリシャで使われていた通貨のことです。
古くは、古代ギリシャやヘレニズム世界で、
広く使われていた通貨の単位です。
新約聖書にも、その通貨の名前が登場します。
ドラクメ銀貨(新共同訳)やドラクマ(岩波訳)。
英語版では、「shekel」や「silver」になっていると思います。
そういう歴史のある通貨ですので、
私は、ドラクマを所有しています。
もちろん、このドラクマは、現代のギリシャが発行したものです。
またドラクマを使える日が来そうですね。
実は、フランス・フランも持っています。
通貨は、民族の誇り。